㈱小笠原実業 社長 小笠原久様インタビュー

宇土、松橋、小川等に6店舗の飲食店を展開されている
㈲小笠原実業の取締役社長の小笠原 久様にお話しをお伺いしました。

自己紹介、お店の紹介をお願いします。

モッコス珈琲館を始めて32年目に入りました。
以前は大阪で阪急や高島屋などの百貨店で婦人服のルート営業をしていました。大学で出会った妻と結婚し、サラリーマンを続けていましたが、
妻の両親の面倒を見るために、この熊本に引っ越してきました。熊本の妻の実家でいろいろと事情があり妻の両親と暮らすことになりました。
これを機にいわゆる脱サラをすることにしました。
ブティックでもと考えましたが、妻の実家の前に当時は自動車学校があったため喫茶店にしようと思いました。
専門知識がなかったため、サラリーマンをしている間に大阪で喫茶学校に通いました。ぶっつけ本番で店を作り開店しました。オープンはしたものの元々私の性格は芸術家を夢見ていたこともあり決して社交的ではありませんでした。お客様が来られることは有難いことだと思っているのですが、接客して会話することは実は苦しかったのです。
しかし、何とか続けることができたのは、妻の力が大きかったと思います。
その後、20年前くらいだったと思いますが、八代に2店舗目を出しました。飲食業は比較的新規出店しやすい業種です。しかし衰退も早いんですね。
近くに新しいお店がオープンするとすぐにお客様が移動します。店も自分達も年をとっていきます。このまま生業としてやっていくのか、企業化していくのかの選択の時期を迎えました。
企業化の選択をしたのですが当時は、経費をかけた“立派なお店”を、お金をかけたいい店を作ればお客様は来てくれると思っていたところがありました。
それと人口の多いところに出せばそれだけお客様が沢山くるのではないかという思いもあったかも知れません。結局この出店は失敗でした。この経験は後から見れば貴重な教訓を得られたのですが、当時は大変でした。振り返れば、その時そのときに道は拓かれて行ったように思います。八代店を閉める少し前くらいから、
松橋店の近くの官公庁からランチを配達してほしいという常連さんからの要望がありました。たまたま店で出していた弁当箱入りのメニューがあったので、それにランチを入れて
配達したのが好評で瞬く間にあちこちから注文されるようになりました。そんなに需要があるなら本格的に別部門をつくって対応してみようと思いました。
順調に個数は増えていきました。30~50個、100個、200個、多い時には300個作ったこともあります。しかし専業ではないこともあり、いろいろな支障がでてきました。特に喫茶店としての本業に影響がでてきて、お客様に迷惑をかけるようになったのです。売上的には、順調に伸びていましたので、悩みましたが断腸の思いでこの部門から手を引き、カフェ中心に企業化を進めることにしました。丁度その頃SC出店の話があり、宇土シティ2Fにカフェ“シティア”をオープンいたしました。
SCは初めての経験で運営の仕方も手探り状態でのスタートでしたので軌道にのるまでは時間がかかりました。しかし担当者からのアドバイスもあり、お客様にお店の内容を知ってもらうことに力を入れました。こうして、いろいろ経験しながらやってきましたが、本当に多くの方のお陰だと思います。最近ではイオンモール宇城バリューのフードコートにパスタとカフェのモッコス・ダイナー2号店を出店しました。

②オープンまでに起こった悩み、解決方法をお願い致します。

(本店を創る際)本店は住宅メーカーさんに設計施工をお願いしたのですが、自分の意図するものが伝わらないことが悩みでした。
私がして頂きたかったことは、自分の思いを専門知識をもって創って頂くことだったんですね。
また自分の思いを含めて、それを超えた提案をしてくれる内装屋さん。まずはそんな内装屋さんに会うまでは自分で努力することですね。
もし出会えたらラッキー、コミュニケーションをとり、思うものを創り上げて下さい。

③お勤めの時と独立した後で何か変わられた点はございますか?

サラリーマンの時と経営者になってからの一番の違いは、経営者は365日寝てる間も起きてる間もずっと考えていることですね。
危機感といいますか、お客様が明日来てくれる保証はどこにもないですからね。しかし、おもしろいですよ。
失敗や悩みもあり、ここ数十年でものの見方も変わりましたね。経営を通じて自分の生き方を学ぶことができ、充実感や喜びを感じています。
こうすれば、人が喜んでくれるということやいろいろな知識や知恵が蓄積していくことが私の生き甲斐ですね。
きっかけをとらえていいものにしていき、チャンスに>変えることができるかどうかは自分次第ですね。
失敗してもそこから何かをつかんで次に生かす、諦めないことが大事です。

④ニッポン工業に依頼した理由は何ですか?

八代に出店した際に、知人から髙木さんのことを聞き、紹介して頂きました。始めは小さな仕事をお願いしていました。
店舗関係でここまで続いているのはすごいですよね。神田さんに担当して頂くようになってやりやすくなりました。

⑤独立開業を目指す方へ一言アドバイスをお願い致します。

やったほうがいいです。一発で成功する人もいるけれど失敗することもあります。
失敗した時によく、人のせいや場所のせいなどにする人がいらっしゃいますがそうではなく現実を受け入れる。
そして自分に何が足りなかったのか反省し、次に繋げて下さい。
決して諦めないで、自分を客観的に見て、みんなのおかげでできているということに気付くと考えも見えてきますよ。
また店を持つことを目標にしないこと。店を持ってからからが勝負です。ここからが大変です。しかしチャレンジしないと成功も失敗もないのでまずはやってみてください。

⑥もし差支えなければ、売上が落ちた際の対処方法を教えて頂けないでしょうか?

売上が落ちた原因は、料理なのか値段なのかサービスなのか環境整備なのかというのはなかなか分からないんですよ。
ですのでまずは原因を探して、改善すること。天からの声として、何かが足りないんだと教えてもらっているという気持ちを持つことが大事ですね。

小笠原様、お忙しいところご協力頂きありがとうございました。

●モッコス珈琲館

松橋本店

宇城市松橋町両仲間93-1

0964-32-0776

●モッコス珈琲館 小川店

宇城市小川町河江1-1

イオンモール宇城バリューTOHO1F

0964-43-5176

●moccs diner 小川店

宇城市小川町河江1-1

イオンモール宇城バリュー フードコート内

0964-43-2787

●moccos diner 宇土店

宇土市善道寺町綾織95

宇土シティ フードコート内

0964-26-1156

●加喜右衛門

宇土市善導寺町綾織95

宇土シティ フードコート内

0964-26-1463

 

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